THE HISTORY OF: 1959SLP ‘PLEXI’

ロックの歴史において最も象徴的な音色の物語

"The 1959 SLP head is everything you need from an amp...What more could you ask for in a rock band? It's the most rocking head I've ever had."
Simon Neil, Biffy Clyro

"1959SLPヘッドは、アンプに必要なものをすべて備えている……。これ以上ロックバンドに何を求めるって言うんだ?俺が知る限り最高にロックしてるヘッドだよ。"
Simon Neil, Biffy Clyro

60年代についてはいろいろなことが言われていますが、素晴らしいアンプが登場した時代であったことには疑いの余地がありません。50年以上にわたるMarshallの歴史の中で、「Plexi」アンプの伝説的な地位に迫ることができるアンプは、ほんの一握りしかありません。その人気と伝統は時の試練に耐え、ゆえに今日においてもなお再現され生産されているのです。

「Plexi」への旅路は、Pete Townshendが「もっと大きな音が出るアンプが欲しい」と再び要望したことから始まりました。そこでMarshallチームは、4本のKT66真空管と2個の50Wトランスを搭載したプロトタイプを届けました。このアンプの音域がそれまでのものと違うことは、一聴すれば明らかでした。1965年に最初の量産モデルが開発される頃には、50Wのトランスは100Wの出力トランスに置き換えられていました。1967年に真空管がKT66からEL34に変更され、現在では伝統的なMarshallの噛みつくような咆哮の代名詞となりました。

「Plexi」アンプの外観と美学は、間違いなく最も特徴的なものの1つです。この名前は、1965年から1969年の間にMarshallアンプによく使われた、光沢のあるプレキシグラスのパネルに由来しています。多くのアンプが「Plexi」と呼ばれていますが、最も一般的には100W Super Lead(モデル名:1959)がこの名前に紐づいています。

「Plexi」のパワー、トーン、圧倒的な音量により、100Wアンプの人気は60年代後半にかけて爆発的に高まりました。 PAシステムがまだ発展途上だった時代、このアンプの大音量は、大きな会場で演奏するギタリストの最初の選択肢となったのです。68年式のアンプはJimi Hendrix, Cream やThe Whoに衝撃を与え、膨大な露出によって「Plexiサウンド」をロックの音として刻みました。

栄光の時代以来、「Plexi」はVintage Reissueシリーズの1モデルとして、またHandwiredシリーズにも再登場しています。私たちは、音質的に見分けがつかないほど正確に再現できたと自負しています。また、現代的な汎用性を確保するために、True Bypassスイッチ機能を備えた直列FX Loopを追加しました。Vintage Reissueは、A Day To RememberのKevin Skaff、The DarknessのDan & Justin Hawkinsをはじめ、多くの人に愛用され、信じられないほどの成功を収めています。 そして2019年、1959SLPがより身近になりました。Studio Vintageが1959SLPを20Wで再現したのです。ポータブルで小規模なライブやリハーサルに最適なStudio Vintageは伝統の音色はそのままに、目にも耳にも優しいサイズでクラシックなPlexiのスタイルを踏襲し再現しています。

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