THE HISTORY OF: JCM800

The story of a true amp legend.
真のアンプ・レジェンドの物語

“For the sort of music we play I needed something loud with a huge range. And I certainly got it."
Christopher Webb, Milk Teeth

(俺達が演るような音楽には、レンジが広くてラウドなものが必要だった。そして、俺は確かにそれを手に入れたんだ。)
Christopher Webb, Milk Teeth

時は1981年。髪は大きく、ファッションは奇抜で、そしてMarshallサウンドが音楽業界を席巻しようとしていました。私たちのアンプの総代理店であるRose-Morris社との15年間の契約終了を機に、私たちは新しい製品を発売することを決定しました。Jim Marshallのイニシャルと車のナンバープレートから名付けられたJCM®800は、今でもアンプの歴史において最も象徴的な作品の一つです。

風格漂うアンプとして、ギタリストにとってJCM800は必要不可欠な存在となりました。その新しいアンプは金色のパネル、格子布、Jimのサイン、FXループ、マスターボリューム・コントロールを備えていました。JCM800は、コントロールが上部ではなく、アンプの前面に便利に配置されたコンボを初めて採用したアンプです。JCM800では初めてコンボアンプのコントロール類をアンプの上部ではなく、利便性を考え前面に配置しました。

翌年には、リバーブを内蔵した当社初のチャンネル切り替えアンプ「4210」を発売しました。これにより、ギタリストはクリーンとハイゲインの音色を切り替えることができるようになりました。長年にわたってJCM800は多くの回路変更と改良を重ね、最終的に100Wの2203が誕生しました。1チャンネル、リバーブなしで平滑用コンデンサーが改良された2203は、フラッグシップアンプとなり、アグレッシブなサウンドを誇りました。2203はこの時代のサウンドを決定づけ、多くのロック/メタルバンドがこのアンプを選択しました。

JCM800 2203は、現在もVintage Reissueシリーズとして販売されています。アンプの人気を支えたクラシックな機能はそのままに、現代的な要素として高品質な直列 FX Loopを搭載しています。JCM800 2203 Reissueは、オリジナルと同様に高い人気を誇り、Gregg Barnett (The Menzingers)、Jeff Hanneman (Slayer)、Lzzy Hale (Halestorm) や Lee Malia (Bring Me The Horizon)など多くのアーティストに支持されています。